4月12日に東京都羽村市にある日野自動車株式会社 お客様テクニカルセンターにて平成28年度 第2回 安全運転講習会を実施いたしました。
今回のメンバーは入社5年~10年のベテラン乗務員が中心です。講習の3分の1程度は昨年と同じ内容になりますが、前回の講習で気付くことが出来なかった点や忘れかけていた事の復習になったと思います。
午前中は座学にて車両の特性、人間の特性を学び、運転シミュレーターによる講習を実施。その他、トラックを使用しての日常点検点検、バックカメラの死角、バスを使用して車両の死角や特性について学習しました。午後は特設コースにて全員がハンドルを握ります。
講習内容はあくまでも基礎的なことですが、ベテラン乗務員であっても定期的に研修を実施し、初心を忘れないよう指導しております。
日常点検講習では昨年よりレベルを上げてトラックの点検講習車を使用いたしました。こちらの講習車にはいくつもの指摘事項があり、一人ずつ点検してもらい各自チェックリストに点検結果を記入していきます。普段乗務員が正しく点検しているか、誤った点検方法をしていないかなどを確認いたしました。
特設コースではクランク、方向転換、狭隘路など非常に狭いコースを運転します。曲がる前の車両の置き方、ハンドルを切る量とタイミング、フロントとリヤのオーバーハングなど全てにおいて注意を払わないとパイロンやポールに接触してしまいます。午前中に学んだ車両の特性などを正しく理解して、実践できなければ完走することが出来ません。ベテラン乗務員であってもかなり苦労しておりました。実際の現場ではここまで狭い状況は無いかもしれませんが、接触するかどうかギリギリのコースを頭で考えながらハンドルを切ることにより車両の特性を体感することが出来ます。
今回は安全統括管理者、東京営業所所長を含める11名が参加いたしまいた。各自の運転を外から見ることは運行管理者としても大変勉強になります。各乗務員の運転技術を把握し、癖を見つけて指導することにより事故防止につなげて行きたいと思います。乗務員からは普段味わえない緊張感があった、疲れたけど楽しかったなどの感想がありました。次回は6月を予定しております。